【公務員試験】市役所試験向け!ボーダー7割は本当か?筆記(教養)対策
今年も公務員試験シーズンがやってきました。
国家公務員なのの試験も終わり、市役所試験の対策に取り組む人も多い時期だと思います。
さて、公務員試験を受験される方のほとんどが気にしていると思われるボーダーライン。
「公務員試験 ボーダー」で検索すると、7割とか6割5分とか書いてあるサイトが多いですよね。
でも、
「そんなに高得点取れないよ!!!!!」
という方もたくさんいらっしゃるはず。
実際のところどうなんでしょうか?
今回は、市役所を受験する方をメインに、公務員試験のボーダーについてお話ししたいと思います。
※公務員試験のボーダーについては客観的なデータが少ないため、筆者の主観が入ります。そのあたりはご了承ください。
結論
結論は、・・・「自治体による。」です。
公務員試験と言っても、結局は一般企業の就活と同様、個別の採用試験です。
倍率ももちろん違いますし、
筆記試験を重視するのか、面接重視にするのか、といった自治体の求める人物像の違いもあります。
とはいえ、「自治体による」じゃ話が終わってしまいますので、
もうちょっと具体的にお話ししたいと思います。
具体例
公務員試験、特に市役所の試験って、かなりブラックボックスで、合格点は開示していないのはもちろんのこと、希望者への点数の開示もしている自治体としていない自治体があるんですよね。
そのため、具体的な話ってなかなかできない。
ネットで調べてもわかりにくいのはそのためです。
筆者の知っている例を見てみると、
Aさん:人口10万人規模の市。受験者150人。77点で2位。(もちろん合格)
Bさん:とある政令市。受験者1000人弱。70点で10番台。
Cさん:Bさんと同じ市。順位不明だが、45点でギリギリ筆記試験合格。
というのがありました。
いずれも、筆記倍率は3倍、全体の倍率が10倍程度の自治体です。
これを見る限り、7割も必要なさそう?
って気がしますよね?
参考として、受験者が多く、情報量の多い特別区ですが、近年の筆記試験の倍率が3倍程度で、6割弱くらいがボーダーと言われています。
(論文の配点が高いという噂ですので、論文次第ではこの限りではありません。)
市役所は面接重視の傾向に
近年では、公務員試験。特に市役所の試験は面接重視の傾向にあります。
市民を相手にする職業であることや、人口減少の昨今では多様な力が求められているため、人物重視の傾向が強くなっています。
特に、市役所では市民との距離が近く、その傾向は強くなっています。
市役所では、専門試験を課す自治体はかなり少なくなってきていますし、SPIだけで教養試験のみの自治体もありますからね。
で、何割取ればいいの?
で、結論として何点取ればいいの?ということですが、
最初の回答のとおり、「自治体による」としか言えません。
言えませんが、先ほどの例で7割を取った人が上位にいることを考えると、
一般的に言われている6割5分~7割という数字は、
「6割5分~7割取らないと合格しない」という意味で捉えるのではなく、
「ボーダーが高いところだと、6割5分~7割取らないと合格しない可能性がある」といった感覚が正しいと思います。
そのため、筆記試験の倍率が低い自治体では、これより低くても十分合格する可能性はあると言えるでしょう。
筆者の経験上、6割くらい取れれば、筆記倍率2~3倍程度なら大体合格するんじゃないかなといった感じです。(あくまで感覚です。)
逆に、地方都市なんかだと就職口が少なく、公務員試験の倍率は高くなりがちですので、高得点を目指す必要があります。
このあたりは、例年の倍率を見ながら予想するしかないです。
総括
確実に合格したいのであれば、6割5分~7割取れるようにしたいところ。
7割取れれば不合格になる確率はかなり少ないでしょう。
逆に、「そんなに点数が取れないよ」という方であっても、5割以下でも合格した例もありますので、あきらめずに受験するべきでしょう!
受かる可能性のあるものを、自ら諦めてチャンスを捨てるほどもったいないことはありません。
ただ、「5割でも受かりそうだから5割を目指そう」だと、他の受験者のレベルが高かった場合や、自分が勉強しなかった場所が多く出題された場合に対応できません。
そのため、最低でも6割以上を目指し、もし無理そうでも諦めずに受験するという対策がベストでしょう。
諦めなければチャンスはやってきます!
精神的に苦しい時期ですが、筆記試験に向けてラストスパート頑張りましょう!
<直前対策にオススメ!!>